 |
案件名 1999/06/01 配信
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
スポーツクラブの罠
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
患者名 読者のs-mutsu 担当医 KIKU-Hawaii 先生
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
●患者問診より●
こんにちわ,いつも楽しく拝見させていただいています。私,読者の
s-mutsuと申します。どうしても解決したい問題がありまして、助言を求
めるべくこのmailを送らせていただきます。どうしたらよろしいんでし
ょうか。
問題とは...
去年の5月から12月まで、私は海外にいたのですが、日本を出発する前に
通っていたスポーツクラブに「電話」で退会の意思表示をそのクラブの
「支配人」に伝えました(それがいけなかったらしいのですが・・・)
そして月日はながれて今年の4月、忘れていた通帳記帳をした時に私は気
がついたのです。なんと去年の6月分から今年の5月分まで私の口座から
毎月会費が取られていたのです。約12万円もです。早速私はそのクラブ
に行き全額返して欲しい旨を「支配人」(去年とは違う人なんですよこ
れが)に伝えました。その時は会議にかけるから少々待ってということ
でした。1週間たっても連絡がこないので今度はe-mailで催促しました。
また1週間経過しそれでも連絡がこないので電話しました。そして、その
支配人が言うには「金は返せない。だが既に徴収した会費を新たに5月か
らその分使うということにしてくれ」と言うのです。それはあんまりだ
と思った私は「では半分お金を返してもらって、後半分は会費としては
らう事は出来るか」と尋ねました。支配人はいつもの手で「では会議に
かけますのでまたこちらから連絡する。」と言って電話を切ったのでし
た。それから1週間連絡がこないので再び電話したところ「やはり金は返
せない」という、どうして返せないのかと聞いたところ退会届は書面で
ないと受け付けられない、ということでした。私はもう一度会議にかけ
てくれと言い相手はまたこちらから連絡すると言い、もちろん連絡はあ
りません。いったいどうすりゃいいの?と思う今日この頃、貧乏暇なし
でクラブにいける暇などありません。というかそんなクラブにはいきた
くありません。こんな私に法的に適切な助言をあたえてはくださいませ
んか。長くなりましたがよろしくお願いいたします。
●担当医所見● KIKU-Hawaii 先生
法的な助言では無く、個人的な見解として注釈した上で回答します。
1.電話での解約が当該スポーツクラブの規約に基づいた解約通知であれ
ば、電話であっても解約は有効です。この場合は簡易裁判での損害賠
償請求が可能です。しかし、普通は文書による通知を要求しているは
ずです。規約条項を確認しなかったミスであれば諦めるしかありませ
ん。スポーツクラブの立場は法的に問題はないと推測します。
2.強引に話し合いをするのであれば、内容証明郵便で「○月○日貴社支
配人○○氏に解約の意思を電話にて通知し、受理された。もし、その
時に文書による解約通知が必要であれば、○○支配人はその旨を私に
伝える職務上の義務がある。規約上の問題はどうであれ、法的には口
頭による契約の締結及び解除は有効とされている。貴社は現在、当該
支配人が現職にないことを解約無効の理由として不当徴収会費の返還
を拒否しているが、それは貴社の管理上、業務上の問題であり、当方
に非は無い。社会的にも信用の高い貴社が利用者に対してこの様に不
当な扱いをすることは心外である。当方の返還請求を受理できないの
であれば不本意ながら裁判にて法的手続きを取ると共に社会に対して
事の真偽を問う準備がある。出来ることならば穏便に事を済ませたい
ので貴社の誠意を再度問いたい。」
という様な内容の文書を送ってみては如何でしょうか。
これ以上の内容は脅迫になるのでお奨めできませんし、口頭による契約
解除の有効性を立証することも困難だと思います。あとは、責任者を引
っぱり出して、ひつこく話し合うしかないでしょう。
|