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  since : 1996年07月
  update: 2008年12月01日
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    案件名                                           2000/07/04 配信
    −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
    5万で償いできるんか!?
    −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
    患者名   タツ            担当医   tantei 先生    なかじー 先生
    −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

    ●患者問診より●

    どうも私タツと申しますが、交通事故に遭ってどうすべきか迷っていま
    す。どうか良いご指示を。

    まず状況です。
    相手はエスティマ。私は自転車。
    私はファミリーレストランの駐車場(屋外で見とおしはいい)を自転車
    で進んでいました。出口から出ようと出口のほうに進んでいました。

    でも出口の真横にRVが停まっていて出口(入り口にもなっている)から
    入ってきた相手の車は私のことが少し見えにくかったかも知れませんが
    今回は明らかに駐車場内では異常な速度でしかもよそ見。相手も認めて
    いる。そして入ってくる車のレーンを逸脱して出ていく車のレーンから
    入ってきた。その上ファミレスに寄ろうとしたのでなくファミレスの駐
    車場を通過して近道しようとして駐車場に入ってきたと言う理由。

    そしたら出会い頭に衝突しました。私はかすり傷と軽い打ち身。
    自転車前部に当たったので自転車前部が歪んで乗れません。

    相手は無傷(少し車に傷がついた)。
    相手は主婦46歳。私は学生(聴講生) 25歳。
    事故後の態度は非常に強気で責任逃れしようとばかり。

    一応警察に行って事故の証明を取りましたが、その後は民事不介入だと
    言ってノンタッチ。

    病院も行きました。今のところは大したことはありません。でも実際頭
    も胴体も車には触れませんでした。そして転んでもいません。

    さて私は一体どれだけの弁償をしてもらえるのでしょうか。
    できる最大の弁償をして欲しいです。そしてこの主婦の横暴な運転(わ
    たしをはねる0.001秒くらい前までよそ見をしながらアクセルを踏み続け
    ていた。ホンとに死ぬところでしたから)をやめさせるために刑事的な
    懲罰も加えてやりたいです。

    どうすれば最大の弁償と慰謝料をもらえ、刑事罰を与えれるのですか。
    相手は示談したいと言ってました。
    でも5万以上かかるなら保険を使うと言ってます。私は5万の物損はあり
    ませんが、5万で死ぬ目に遭わされた償いができると思えず、納得いきま
    せん。

    どうか良いご指示を下さい。よろしくお願いいたします。  



     ●担当医所見●     tantei 先生

    tantei です。
    タツさんの事故は、災難でした。何故その時に人身扱いにしなかったの
    ですか。めっちゃ腹立つババアには、法的制裁が必要です。物損と言う
    事で納得したのでは。5万円と言う金額は、免責の金額ですよね。
    タツさんの立腹も解りますが、自ら納得した物損事故なら5万円で手を打
    つのが妥当と思われます。



    ●担当医所見●     なかじー  先生

    まず、とりあえず、本当にとんだ災難でした。
    相手に対してどうのこうのの前に、病院に行きまくりましょう。実際に
    後から後遺症ってのもありますから、ここは重要です。それから、通院
    にあたり、ご自身の健康保険を使いましょう。(ここら辺は交通事故示
    談日記をご覧下さい)さらに、交通安全センターに事故証明の発行を依
    頼しましょう。まず、これが準備編。

    次に、まあ、お気持ちはわかりますが、実際に身体に傷害を負ったとか
    財物に損壊があったとか、そういったものに対して、損害賠償をしても
    らい、場合によっては慰謝料などを請求するわけですから、相談者の損
    害を冷静に算定しましょう。自転車の損害は5万円以下だそうなので、
    これで揉めても無意味。

    相談者の身体はいかがでしょうか。通常、交通事故で加害者側が道路交
    通法上の処分を受ける際、なにを基準にするかというと、過失の割合と
    受傷者の傷がどの位のものか(つまり全治3週間なのか、全治3ヶ月なの
    か、もちろん決めるのは医師)ということです。つまり、傷が深ければ
    深いほど、加害者の処分が重くなるということです。

    ですから、相談者は細心の注意を払い後遺症が残らないために、通院を
    しましょう。そして、今度は、所轄の警察に行き、上申書を書きます。
    内容は、「加害者が全く誠意がなく、示談も進展していない。
    全く許せないので、加害者に厳罰を課して下さい。」って感じです。
    これは、加害者側の処分の決定の際、被害者との示談がうまくいってい
    るかどうかも関係があるため、客観的に「示談はできていなくて、最悪
    だ」ということをしめる意味があるのです。

    そして、加害者側がアホで且つ担当保険会社もクルクルパーの時は、自
    賠責の被害者請求を行います。(これも過去の交通事故示談日記参照)
    そんなところですかね。



    ●つっこみ●     A  先生

    交通事故処理の経験がありますのでコメントします。まず、怒りたいの
    は当然ですが、気を静めて多少チェックポイントを記述します。


    物損=自転車の壊れ具合を見て乗れない様なら、もちろん同形の車両と
          買い替えを要求します。これは要求出来ますのでしましょう。


    人身=自分の体のどこが痛むのかを医者に申し出ましょう。
          そこで多少でも痛む様ならとことん病院に通いましょう。
    (これが通院期間となり、相手が任意保健に加入していれば保健会社に
      対し請求出来ます。長く通うことで金額も上がりますので完治するか
      どうかまで徹底的に通いましょう。完治しなかった場合が後遺症害と
      して認知されます。強制保健(自賠責)でも通院した日数は保証され
      ます。ただし期間ではありません。)

    そして、意外と忘れがちなもので、その時に着ていた服類など衣服に損
    傷があった場合請求の対象になります。徹底的に探して下さい。

    また、警察に行ってみて実際に教えてもらうことは当然出来ませんが、
    参考程度にどんな状況だったかを説明すれば大体の責任の割合を教えて
    くれますので、重要ですので調べておいてください。これで不利になる
    と分かったら相手の現在出ている要求のみで解決した方が無難です。
    こちらに請求が発生します。これが、保健会社や弁護士がよく使う過失
    相殺です。

    通院の件ですが、これは正に徹底的に病院にいきましょう。その方が後
    々処理がしやすくなります。

    1ヶ月の通院では殆ど請求出来ないとみて間違いないでしょう。
    実際には保健会社を通して最高30万円自賠責のみで10万円程度となって
    おります。この基準当の詳しい数字はその手の書籍でも書いてあります
    し、必要なら都道府県庁に無料の弁護士相談会がありますので、相談し
    てみるのも良いかも知れません。

    私はなんだかんだ理由をつけて半年位通いました。それで得たお金が計
    238万円です。最終的に後遺症害の症状があることを医師の診断書にて認
    めてもらい、それを交通事故紛争処理委員会の保険料率算定委員会とい
    う、国家運営の団体に持っていきます。そこで実際に後遺症の等級を判
    断します。間違っても医師に等級を決める権限はありませんので注意し
    てください。医師が関係していないので不思議に思われると思いますが
    現実に担当委員が目視確認で決定するものなのです。
    それで、等級が決まった後、その等級に応じた保険料が支払われます。
    これは、通常保健会社が行う調査及び処理と全く同じです。実際には平
    日に行かなければならないので、難しいところもあり保健会社に代行で
    行ってもらうことが殆どですが、自分で処理するとあくまで自分流に持
    っていけるのでより、高い方向に持っていくことは自分の表現で可能に
    なります。そして、なんといっても後遺症害の等級が決まったあとが非
    常に強くなります。というのも保健会社は当然なるだけお金を払わない
    様に調整してきますのでそのままだと信じられない程低い数字を言って
    きますがどんなに低い数字を言いたくても、等級が実際に決まった後で
    あれば保健会社は従わざるを得ないのです。これは仮に加害者側が自賠
    責のみでも同等の請求をする権利が被害者側に生まれます。
    ということは前途した過失相殺の割合にて算出した金額を後々裁判所を
    通して請求する権利が生まれますので重要です。

    大体ここまでで解決するでしょう。



    ●Wつっこみ●     なかじー  先生 


    >物損=自転車の壊れ具合を見て乗れない様なら、もちろん同形の車両と
    >買い替えを要求します。これは要求出来ますのでしましょう。


    一応、前にも言いましたが、減価償却っていう考え方を知っていて、交
    渉テクとして要求するのと、全く知らないのとでは大きな違いです。
    ただ、チャリみたいにやすいものでしたら、面倒なので、新品買い替え
    でもOKってする保険会社もありますが、いずれもチンケどうでもいい額
    って認識です。


    >人身=自分の体のどこが痛むのかを医者に申し出ましょう。
    >そこで多少でも痛みを感じる様ならとことん病院に通いましょう。
    >(これが通院期間となり、相手が任意保健に加入していれば保健会社
    >に対し請求出来ます。長く通うことで金額も上がりますので完治する
    >かどうかまで徹底的に通いましょう。完治しなかった場合が後遺症害
    >として認知されます。強制保健(自賠責)でも通院した日数は保証さ
    >れます。ただし期間ではありません。)
    >
    >そして、意外と忘れがちなもので、その時に着ていた服類など衣服に
    >損傷があった場合請求の対象になります。徹底的に探して下さい。


    これもまた基本ですが、「任意保健」ってのはなんでしょう。「任意保
    険」のことでしょう。漢字は正しく使いましょう。「後遺症害」っての
    も「後遺障害」のことでしょう。
    「強制保健」も「強制保険」ですし、これは、通院日数×2倍と治療期間
    のバランスのこともをいっているとおもうのですが。


    >また、警察に行ってみて実際に教えてもらうことは当然出来ませんが、
    >参考程度にどんな状況だったかを説明すれば大体の責任の割合を教え
    >てくれますので、重要ですので調べておいてください。


    これも、大いなる誤解。警察ってのは単なる行政機関に過ぎないし、ほ
    とんど経験とか勘でものをいう人々です。恐ろしいことに彼らの中には
    、判例集の存在を知らない警官もいます。過去余計なこと言ってえらい
    目にあった経験から、まっとうな警官は過失割合についてコメントしま
    せん。でも、埼玉県警ぐらいだと、たまに、「おまえが悪い」とか断定
    するクズ警官とかいます。


    >私はなんだかんだ理由をつけて半年位通いました。それで得たお金が
    >計238万円です。最終的に後遺症害の症状があることを医師の診断
    >書にて認めてもらい、それを交通事故紛争処理委員会の保険料率算定
    >委員会という、国家運営の団体に持っていきます。そこで実際に後遺
    >症の等級を判断します。間違っても医師に等級を決める権限はありま
    >せんので注意してください。医師が関係していないので不思議に思わ
    >れると思いますが現実に担当委員が目視確認で決定するものなのです。


    これも、思い込みと不勉強の産物。通常、交通事故の損害算定をする場
    合、正に人身事故の場合、自賠責の認定をベースにします。ちなみに、
    自賠責ってのは、国家が管理っていうか自賠法って法律を根拠にした国
    家保険システムです。この自賠責の認定をするのが、旧算定料率会の下
    部組織の「調査事務所」です。これが、自賠法に基づく資料(この中に
    医師等が書く診断書等があります。)を見ながら、そのマニュアルに従
    い、等級認定する訳です。確かに医師が決定する訳ではありませんが、
    医師が書く診断書等が等級を決定する重要な判断材料です。


    >それで、等級が決まった後、その等級に応じた保険料が支払われます。
    >これは、通常保健会社が行う調査及び処理と全く同じです。実際には
    >平日に行かなければならないので、難しいところもあり保健会社に代
    >行で行ってもらうことが殆どですが、自分で処理するとあくまで自分
    >流に持っていけるのでより、高い方向に持っていくことは自分の表現
    >で可能になります。そして、なんといっても後遺症害の等級が決まっ
    >たあとが非常に強くなります。というのも保健会社は当然なるだけお
    >金を払わない様に調整してきますのでそのままだと信じられない程低
    >い数字を言ってきますがどんなに低い数字を言いたくても、等級が実
    >際に決まった後であれば保健会社は従わざるを得ないのです。これは
    >仮に加害者側が自賠責のみでも同等の請求をする権利が被害者側に生
    >まれます。ということは前途した過失相殺の割合にて算出した金額を
    >後々裁判所を通して請求する権利が生まれますので重要です。


    これもよくわからないです。何か疲れたので、ここまで。良くある万引
    きと一緒で、たまたまうまくいったこととか、偶然バレなかったことを
    「黄金の定理」みたいにいっているのに過ぎない気がします。



    ●つっこみ●     B  先生 

    とりあえず医者に通えるだけ通って後で請求しましょう。外傷が無い場
    合、足を捻ったとか手を捻ったとか1番良いのが首なんですが・・・
    その際相手に電話を入れて(まだ完治してないので病院に通う)から・
    ・・近所の病院(接骨院がおすすめ)にできるだけ毎日、長い月日通っ
    て下さい。1日で約4千〜8千円手にする事ができます。多分保険屋に泣き
    つくでしょう。保険屋が出てきても直ってないの一点張り。
    で倒して逆に相手が見舞いにもこないでどーなってんだーぐらい言いま
    しょう。詳しく解らないので細かく書けませんが・・3ヶ月ぐらいが目い
    っぱいでしょう。余りやり過ぎると過剰診療になります。領収書は必ず
    とって措きましょう。後自分の入ってる保険も目を通して(例通院1週間
    以上3000円)下さい。私自信事故で泣いてるのでかなり勉強しました。
    (弁護士顔負けです)慰謝料の正しい引張り方示談のしかた(MAXまで)
    を書きたいんですがかなり長くなってしまうのでこの辺で勘弁して下さ
    い



    ●つっこみ●     damaya

    いつもお世話になります。
    会員のdamayaです。
    過去の示談日記はどこにあるのですか。



      ●つっこみのつっこみ●     No  先生

    「過去の示談日記」、これは昨年の11月まで会員情報として連載してい
    た「事故示談日記」の事ですね。実際に事故にあわれた方の示談の経過
    に激裏スタッフがアドバイスをしていく、という人気のコーナーでした
    が、示談が無事に済んだとの事で終了致しました。

    当時からの激裏会員の方はそちらを御覧下さい。それ以降からの会員の
    方・うっかり紛失してしまった方は、残念ながら情報のバラ売り・再送
    はしていない、との事ですので・・・。残念でした。



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