案件名 2000/07/24 配信
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保険がきかない!
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患者名 ビブン 担当医 なかじー 先生 A 先生
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●患者問診より●
こんばんわ。非会員のビブンです。
いつもとても楽しくためになるお話、読ませていただいております。
実はうちのお母さんがきょう交通事故を起こしてしまいました。交通事
故といえるかわかりませんが、簡単に言うとうちのお母さんの車が車線
変更をしたら、後ろのトラックがびっくりしてうちの車をよけようとし
て、隣の斜線(最初にうちの車が走っていた車線)を走っていた別のト
ラックの後ろのほうにミラーをぶつけてミラーが壊れてしまいました。
その別のトラックはそのまま気づかなかったのか走っていってしまいま
した。
それで、ミラーが壊れてしまったトラックとうちの車は警察を呼んで事
故処理をしてもらったんですが、「事故の第一原因をつくったうちの車
も悪い」といっていました。(あたりまえといえばあたりまえなのです
が)ミラーが壊れてしまったトラックの運転手さんは「けがはありませ
ん。保険屋さん同士にに任せよう」といってうちの方も了解しました。
自宅にもどって早速保険屋さんに電話したのですが、ここで、問題が起
きて、保険をかけていたのは一つ前に乗っていたナンバーの車でした。
当然、今乗っている車には保険はきかないと言われました。
この場合は相手の方などにどのような対応をしたらよいのでしょうか。
保険が利かないのでお金を自分の方でたくさん払うのは当たり前なので
すが、そのほかのことはどうしたらいいのかわかりません。
もともと、手続きを怠ったうちのほうが悪いのですが、是非知恵をお貸
しください。お願いします。
●担当医所見● なかじー 先生
相談者のご質問は2つに集約されます。
1.何とかして保険が効くようにならないか。
2.保険が効かない場合、どのように相手と示談したらいいか。
ってことでしょう。
1.について、もし車を入れ替えたのが、事故の起きた日から1ヶ月経って
いなければ、保険が効く可能性はありますがそうでなければ無理です。
素直に諦めましょう。相談者もおっしゃっていますが、手続きを怠った
あなたが悪いんです。
2.上記の通り、保険が使えないとしたら、どうするか。これは、もう自
分が相手もしくは相手の加入する保険会社と交渉するしかありません。
判例等も調べて、自分でやっていくしかありません。
「弁護士に」なんていう人いますが、やめた方が良いでしょう。
●担当医所見● A 先生
事故状況の詳細が判らないので断言できませんが、事故検証で警察が何
を言おうが、保険の査定には関係ありません。むしろ根本的なことなの
ですが、これはトラックの運転手の安全運転義務違反(前方不注意)と
車間距離不保持が立証できれば修理費の支払いどころか、逆に請求でき
る可能性があります。
●つっこみ● noric 先生
まとめると
1.具体的に接触していない。
2.原因の一部は、お母さんにある。
判例ではかつては当事者でなければ(つまり具体的な接触が無ければ)
事故にはならず、むしろミラーが壊れたトラックと、後方に接触したト
ラックが当事者と言う事になっておりました。
しかし、原因を作った側にも一定の過失が認められるようになってきま
した。現在はそれが一般的です。
(例:停車中の自動車をよけて接触した際停車中の車の所有者に過失を
認めた。)
ですから過失を認めるのは当然の事ですが、気になるのは割合です。
私がお母さんなら「ウインカー出して車線変更してるし、後方確認もし
てる」「よそ見してたからあたったん違う?」と言います。と言うより
むしろ、わざわざ自分があたってもいないのに車を止めません。
しかし、警察まで呼んでいる以上無視できませんが、参考まで。。。
9:1でお母さんの過失は1割が一般的でしょう。ウインカーぐらい過失の
1割ですから自腹を切ってお金を払いましょう。
相手は保険屋同士で話しをしようとおっしゃっていた訳ですから、
「自分は申し訳ないが、保険をかけていない。 私が保険屋と話しする」
と言いましょう。
判例では10%保険屋は何を言ってくるか解らないけどとにかく10%修理
見積書のコピーかもしくは領収書を送付してもらいましょう。
折り合いがつかなくても20%以上払う必要ありません。それ以上要求し
てくるようでしたら、無視してほっときましょう。根拠は、
「判例でも20%以上出した事が無い。要求自体不当だ。」です。
そうすればむこうから 訴訟(少額)にするなり。 当事者同士の和解に
するなり何かしらのアクションがあるはずです。
最後に・・・・・
私は現場にいた訳ではありませんが、お母さんが結構無茶な割り込みを
したのではないでしょうか。事故の当事者にはなっておりませんが、実
際は10%以上の過失を認めてあげても良いような気がするのですが。。
どうせミラーぐらい何十万もする訳ではないし、高くても数万円ですか
ら。それぐらい全額とは言わず、半分ぐらいは払ってあげても良いよう
な気がするのですが幸い自分の車が無傷なのですから。。。
●つっこみ● A 先生
表面上というより、今現段階のみの判断では非常に難しいと言わざるを
得ません。しかし全く手段がない訳ではありません。まず、希望的観測
を述べたところで、説明しましょう。
私も、自転車に乗っていたときに対車で事故に合いました。
しかし、私としたところで車の免許を持っていなかったので、当然任意
保険も入っておりませんでした。そこで、国の機関で無料の弁護士相談
会があり、相談を受けましたがどうしたら良いか答えが出ず。
次に考えたのが親が車を持っていますのでその車についてくる保険にて
弁護士の無料相談会に行き対処法を聞いてから自分で勉強し、自賠責の
最大額を得ることが出来ました。
私の件は別件ですが、保険にまだ加入しているのでしたら相談を受ける
権利がある訳ですから、分からない部分を相談なさってはどうでしょう
か。あくまで、加入している訳ですから、国と比べても多少でも有利に
運ぶやり方を教えてもらう可能性はあります。
そして、もし可能ならあくまで別件ですが、弁護士法に違反しない範囲
で交渉を手伝ってもらったら良いと思います。しかし、その場にあなた
がいる必要がありますので注意ください。法的云々は様々に解釈の仕方
から対処法から文献では出てこない回答が出てくる可能性もありますの
でここであえて法的解説はいたしません。
また、大抵の法的知識は文献で得られますので基本的に文献から得るこ
とをお薦めします。それでも分からない部分について弁護士に相談しま
しょう。一般人と違い、弁護士は態度が非常に大きいですので注意をし
てください。
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