案件名 2005/09/17 配信
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借地料延滞と土地返却について
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患者名 ハンドルなし 担当医 mica 先生
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●患者問診より●
私は、24年前から土地の賃貸借の契約を行って、現在15万/月で貸して
いるのですが、今年の3月から滞納されています。
契約書では、「2ヶ月以上の滞納は、契約解除する」となっています。
8月に内容証明付きの通告を出しましたが、返事なしでした。
直接乗り込んで、話したところ、「9月中に破産宣告をする」と言われま
した。
その土地には、店舗と住居用に2軒建てていますが、住居の方は建築メー
カーに残債が数百万円あるそうで、「契約通り契約解除の時は、更地に
して戻してくれ。」と話したら、「そんな金があるなら商売を続ける」
と言われました。
その土地は、他にも2社ほど貸してほしいと言われています。固定資産税
だけでも大変なので、早く片付けたいのです。
アドバイスを宜しくお願いします。
尚、建築メーカーについては、まだ自己破産していないので、一度も話
していませんが、上場一部の大手メーカーです。
●担当医所見● mica 先生
賃借人は、上ものはローンを組んで建てた、その支払いがまだ終わって
いないという事は、建築メーカーへの残債=銀行の残債=抵当権者とい
う前提でコメントします。
破産処理の一環として抵当権者(銀行)は、本人名義の資産を差し押さ
えてきますので、建物に手をつけるでしょう。
建物が売却可能であれば、地代を抵当権者が代払いしながら競売にかけ
ます。売れれば新しい所有者が今までのように地代を払うという流れに
なります。
しかし、24年前の物件となると価値はほぼ0で換価できません。
立地や物件の内容により何ともいえませんが、まず売れないので放置さ
れます。
よく廃墟とよばれるホテルや建物がありますよね。
あれは、「建物所有者が破産→うわもの価値ゼロ→銀行放置→地主解体
費用出せず→放置」というパターンです。
なので、相談者様は地代を払ってもらえない上、更地返却されず踏んだ
り蹴ったりですが、破産するような悪状況では更地返却は困難です。
ただ「その土地は、他にも2社ほど貸してほしいと言われています。」と
いうのなら不幸中の幸い、不動産業者や破産者側の弁護士に相談するな
ど、対策はあるかもしれません。
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