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  since : 1996年07月
  update: 2008年12月02日
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    案件名                                           2006/01/08 配信
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    スロット 吉宗 の対策について
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    患者名   ハンドルなし      担当医   LSIC  先生
    −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

    ●患者問診より●

    スロットの対策について質問です。

    吉宗で、ショックセンサーを使って、俵8連させると、警報ランプ等が光
    る対策として、プロテクト アイなどがありますが、どのような仕組みで
    右押し、左押しを判断しているのでしょうか。

    私の行く店の場合、1セット(俵8連)取った途端に光ることもあれば、
    3回のジャックインで3セット全部俵を取っても光らないことがあります。



    ●担当医所見●     LSIC  先生

    >吉宗で、ショックセンサーを使って、俵8連させると、警報ランプ等が光
    >る対策として、プロテクト アイなどがありますが、どのような仕組みで
    >右押し、左押しを判断しているのでしょうか。

    まず、パチスロのゴトについて詳しくない方の為に、少し説明させて頂
    きます。

    ジャグラー以外のパチスロでは、内部で高速に回っているカウンターが
    ありまして、レバーを叩いた瞬間のその値から、「大当たりかどうか」、
    「特定の役に当選しているかどうか」などを判断しています。

    カウンターは、非常に高速なので手打ちで狙う事は不可能ですが、機械
    などを使って、ほぼジャストタイミングでレバーを叩く、というのが、
    パチスロのゴトの基本的理論です。

    そして、最近の台では大当たりや小役以外の役も同様のカウンターで判
    断しており、その周期がたまたまかなり長く設定されている、という機
    種があります。

    吉宗の俵周期もそのひとつで、それを狙ったものが俵狙いゴトです。
    吉宗の大当たり中の15枚役は、リプレイ絵柄と俵絵柄の2つあり、どちら
    でも揃えられます。
    つまり、順押しすればリプレイ、逆押しすれば俵絵柄(またはその逆)
    という様に、どちらから押すかによって揃う絵柄が決まります。

    そして、もし俵を8回連続して揃えられれば、もう1回の大当たりが約束
    されます。俵狙いゴトは、これを狙うものです。

    ゴトの方法は、以下の3通りがあります。

      1.体感器を使い、同一のタイミングでレバーを叩き続けて、同じ押し
        順を続けるだけで、俵が揃う様にする方法

      2.手で叩いたタイミングを体感器で読み取って、どちらの押し順で俵
        が揃うかをバイブなどで知る方法

      3.体感器で順押し逆押しを指定して叩いて、その通りに押して揃える
        方法


    さて、ご質問の意図として、「どちらの絵柄が揃っても同じ15枚の払い
    出しがあるのに、なぜセキュリティ機器はどちらの絵柄で揃ったか = 
    ゴトの可能性を判断出来るのか。特に、2.や3.の方法だと、たまたま偶
    然で揃ったのと同じではないのか。」だと思います。

    ついでですので、それぞれに対して、セキュリティ機器がどの様なアル
    ゴリズムで検出しているのかを検討してみます。

    まず、1.に対してです。
    吉宗には、俵狙い以外にも小役強制解除など、別のゴトの手法もありま
    すので、セキュリティ機器側も必ず体感器を内蔵し、どのタイミングで
    レバーが叩かれたのかは必ずチェックしています。
    体感器で攻める場合、必ず同一ポイントを集中的に打つ事が多くなる為、
    それが多くなるとゴトとして発報します。

    この対策として、最近の体感器では、「続けて同じ場所は狙わないで、
    1回おきにわざとランダムな場所を打つ」などの機能が搭載されている場
    合がありますが、その場合でも「一定時間内に特定の場所を打つ比率が
    異常に多くなる」事は避けられないので、このアルゴリズムでもほぼ検
    出することが出来ます。

    3.に対しても、結果的に同一場所で叩く割合が増えるのは同じですので、
    同じアルゴリズムで発報することが出来ます。


    次に、2.に対してです。
    実は、台内部の「外部集中端子板」という基板には、「各リールの回転
    を示す信号」や「各ストップボタンの信号」が来ています。
    したがって、リールがどの順で止められたのかを知る事は出来ます。勿
    論、払い出し枚数から同時に成立役も知ることも出来ます。

    前述の様に、セキュリティ機器は体感器を内蔵している為、これらの情
    報を総合すると「レバーはランダムに叩いているし、押し順も一定では
    ないが、結果的に『俵かリプレイかは不明だが』どちらかだけを獲得し
    続けている」のは、検出することが出来るのです。

    しかしながら、これは手で偶然に俵が連続してしまった場合と区別は付
    きません。また、たまたまリプレイだけを連続している場合でも発報し
    てしまいます。

    そこで、完全を期すために「八代将軍ランプ」を光センサーでチェック
    している場合もあるかもしれません。


    以上、色々な仕組みについてみてきましたが、これらは「警報を発して
    被害を未然に防ぐ」ものであり、完全に対策するには(違法ですが)レ
    バー信号に「ズラシ」と呼ばれる回路を入れる以外にありません。

    また、誤発報により一般のお客様に不快な思いをさせてしまう危惧もあ
    ります。ゴト師扱いされたお客様はたまったものではありません。

    これらセキュリティ機器も所詮は電子機器なので、これら自身を誤動作
    させる事も不可能ではないかもしれません。

    パチスロの仕組みが根本的に変わらない限り、ホールとゴト師の対決は
    続き、ゴト師とセキュリティ会社とゴト機具会社だけが儲かる構図は変
    わらないでしょう。

    なお、プロテクトアイの場合は、体感器内蔵型の弱点である「検出器内
    部の体感器が台自身の周期と同期していない事による検出ミス」を防ぐ
    為、レバー信号と同時に結果である払い出し枚数 = 成立役をチェック
    し、常に台との同期を取っている様です。
    プロテクトアイの内部予想にあたっては、下記資料を参考にしました。
     http://www.sun-line.jp/protect1.html


    >私の行く店の場合、1セット(俵8連)取った途端に光ることもあれば、
    >3回のジャックインで3セット全部俵を取っても光らないことがあります。

    セキュリティ機器内部の体感器が台と同期していないか、感度調整が合
    っていないか、検出センサーが外れているまたは壊れているなど、色々
    考えられます。ケースバイケースですので、一概にはいえません。



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