案件名 2006/09/27 配信
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人身事故で補償額を減額させたい
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患者名 ハンドルなし 担当医 なかじー 先生
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●患者問診より●
先日、祖父母が人身事故をおこしてしまいました。
こちらのブレーキがかからなかったのが原因で、こちらが自動車代金と
相手の怪我の治療費を払わなければなりません。
また、祖父は打撲し、祖母は全身数ヶ所の骨折で入院中です。
相手の車には、家族4人が同乗していて、運転手は20代の女性です。その
女性が鞭打ちになった以外には、怪我はなかったそうです。
休業補償や治療費は、こちらが入っている酪農(祖父の勤務先)の労働
共済から支払われるのですが、物損については保証されていませんでし
た。
「保険の等級を下げたくないから」という理由で、こちらに新車の購入
代金を請求されました。その金額は250万円です。こちらで調べたところ、
同型式の車でも新車で200万円程でした。
保険会社をはさまずに、現在こちらは被害者と直接交渉しています。
そこで、質問です。
1.新車購入代金として提示された金額を減額させる方法はないのでしょ
うか。
2.これ以上、金を請求されない為に、注意すべき点は何でしょうか。
3.この事故を機に、祖父は酪農を辞めることになりました。年金以外の
国からの助成制度(支給や医療費の助成)はないのでしょうか。
何卒よろしくお願い致します。
●担当医所見● なかじー 先生
事故の状況が全くわからないので、仮に相談者の祖父母の過失割合100%
として話をすすめます。また、相手が、比較的軽傷ということで、人身
関係は言及しないとして、物損のみコメントします。
※質問の3については、お住まいの地域の市役所などに問い合わせれば、
教えてもらえると思います。
>1.新車購入代金として提示された金額を減額させる方法はないのでしょ
> うか。
"提示の金額を減額する"という話の前に、損害額の算定方法がおかしい
です。相談者の祖父母が負うべき損害賠償金額、つまり弁償する金額は、
壊してしまった車の修理費です。
もし、万が一、その車の価値(いわゆる事故当時の車の価格)を超える
修理金額になってしまった場合、その車の市場価格までが損害賠償金額
となります。「新車を買うからその金額を払え」というのは、理不尽な
要求です。
さらに、損害賠償を請求する場合、請求する方、つまり今回のケースで
は相談者ではなく、相手方が、その損害額を証明しなければなりません。
ですから、損害を被った相手側が、相談者側に、修理見積等、客観的に
損害を立証する資料を提示しながら、その損害を賠償請求すべきです。
ここで、あえて"客観的"といったのは、被害を被った側の勝手な論理で
損害額を決めることは出来ないという事を強調する為です。
根拠のない金額の請求は、不当な請求なので、断固拒否するべきです。
>2.これ以上、金を請求されない為に、注意すべき点は何でしょうか。
こうした交通事故は、相対で示談することが多く、双方が納得すれば、
余程ひどい(公序良俗に反する、明らかに違法等)内容でなければ問題
ありませんが、相手側は勘違いしているか調子に乗っているように思え
ます。今後の交渉では、必ず書面を取り交わすことをオススメします。
私の口からいうのはなんですが、交通事故で加害者が居直ると被害者は
本当に困ります。
そうした意味では、相談者側としては、あまりにひどい要求があった場
合、はっきりと拒否して、払わなければ良いわけですので、少しは気が
楽になると思います。
あと、余計なことですが、車を運転する以上、対人賠償対物賠償は無制
限にしておきましょう。
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