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  update: 2008年11月21日
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    案件名                                           2007/06/28 配信
    −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
    サラ金の支払済みグレーゾーン金利の返還について
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    患者名   ハンドルなし      担当医   mica  先生
    −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

    ●患者問診より●

    皆さんこんにちは。
    毎回、役に立つ情報もそうでない情報も、楽しく拝読させていただいて
    います。

    今回お知恵をお借りしたいのは、最近話題になっているサラ金のグレー
    ゾーン金利についてです。
    私は今まで数社のサラ金を利用していますが、時折滞納したりしながら
    も大半は完納しており、現在大手2社と中規模クラスの1社を残すのみと
    なりました。

    特に大手2社のA社とP社は初めに契約してから10年以上経っており、1度
    完済した後再契約したりして、取引を続けてきましたが、ここしばらく
    は返済のみで、残金は数万円のみとなりました。
    この2社はすぐにでも完済、契約解除出来るのですが、そこで、完済後に
    グレーゾーン金利分を返還させることは出来ないのでしょうか。

    先ごろA社、P社を含めた大手金融会社の決算が発表されましたが、各社
    共に金利返還分を引当金に計上しており、その為大幅な赤字となってい
    ました。
    会計上引当金に計上しているということは、返還請求があれば返還する
    意思があるということなのでしょうか。

    現在A社、P社ともに金利は20%代前半で、サラ金としては良心的な金利
    ですが、契約当初は30%代でしたし、なにせ支払い期間が10年以上なの
    で、累積した過剰金利を合計すると、かなりの額になると思います。
    その全てを返還させるのは無理としても、一部でも返ってくるならば、
    私としては大助かりです。

    また、既に完済してしまった他社についても、時効のようなものがなけ
    れば、検討したいと思います。

    なるべく法律家等を挟まず自力で対処したいのですが、何か有効な方法
    や、留意すべき点等がございましたら、是非ともご指導いただきたいと
    思います。

    よろしくお願いします。



    ●担当医所見●     mica  先生

    >会計上引当金に計上しているということは、返還請求があれば返還する
    >意思があるということなのでしょうか。

    その通りです。

    大手4社(アコム、武富士、プロミス、アイフル)はあわせて1兆円ほど
    を利息返還引当金として計上しています。
    過払い金(規定通りの請求をして戻ってくるお金)は相当な金額が債務
    者にあるということです。

    なぜそんなにホイホイ返してくれるかというと、最高裁でみなし弁済規
    定が債務者勝訴した平成18年1月の判例により、過払訴訟はほぼ全面的に
    債務者が勝訴するようになり、裁判になれば消費者金融側が負けるとわ
    かっているからです。


    >なるべく法律家等を挟まず自力で対処したいのですが、何か有効な方法
    >や、留意すべき点等がございましたら、是非ともご指導いただきたいと
    >思います。

    弁護士や司法書士を頼まず債務者本人で訴訟をされている方も沢山いま
    す。
    また最近は本人訴訟に対応したマニュアル本も出ているようです。

    http://www.amazon.co.jp/o/ASIN/4478790701/

    細かい対応は実践はこういった本や個人のブログを見ていただくとして、
    全体的な流れを説明します。

    1.消費者金融に取引履歴の開示請求をします。

      以前は改ざんしたり出し惜しみしたりする消費者金融が多数ありまし
      たが、これも最高裁の判例によりNGとなってます。
      取引支店に電話するなり代表のフリーダイヤルに電話するなりして請
      求します。
      いちいち「過払い金請求するので」とか言わなくても大丈夫です。

    2.引き直し計算をします

      これも計算ソフトや過払いマニュアルに付録としてついていたりする
      ようです。

    3.過払い分の請求をします

      電話やファックスでも可能ですが、念のため配達記録で送付します。

    4.確認の電話をします

      この請求だけで返金してくれる所もありますが、「はぁ?」と返事さ
      れるところが大半なので、訴訟をすることになります。

    5.訴状を作成します

      マニュアルを見るなり、裁判所へ行って聞くなりして、自分で作成が
      出来ます。
      140万円以下は簡易裁判所、それ以上は地方裁判所になります。

    6.訴状を提出します。

      受理されると口頭弁論となり、裁判がスタートします。


    ※注意
    過払い請求の時効は取引終了日から10年です。
    契約日からではなく、最後に支払った「完済日」から10年です。

    残債が残っている状態で過払い訴訟を起こすと「弁護士介入」となり、
    信用情報上ブラックとなります。
    完済情報を入力するタイムラグがありますので、完済後1〜2ヶ月以降に
    動くのが良いでしょう。



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