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案件名 2007/07/29 配信
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車の保険を使った慰謝料請求
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患者名 ハンドルなし 担当医 なかじー 先生 ぶりんだ 先生
Kazuna 先生
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●患者問診より●
いつも楽しく拝見させていただきます。
1ヶ月前に車に追突され、車は壊れて自分は鞭打ちとなりました。
診断は2週間の頚椎捻挫なのですが、1ヶ月を過ぎた今も熱が上がり頭痛
がします。
去年も同じように追突されて頚椎捻挫で半年病院に通っていましたが、
そのときの場合は私がバイトをしているお店の休養損害の分5,700円+慰
謝料4,200円で半年通って総額120万円近くを損保ジャパンから貰いまし
た。
今回も同じ損保ジャパンで担当者も一緒なのですが、仕事に差し支えあ
るような場合にしか払いたくない、というような内容の書面が送られて
きました。
前は通った分を払ってもらえたのになぜでしょうか。
2年連続なので疑られているのか、非常に対応が悪く不愉快です。
一応整骨院に見てもらったところ「レントゲンには写らない神経だし2度
目は結構掛かるよ」と言われたので、なるべくこまめに通うつもりです。
なので勿論通った分の慰謝料なり給料損害を貰いたいのですが、前と同
じような金額にはならないのでしょうか。
また、他の保険屋さんも仕事に差し支える場合にしか保険料は下りない
のでしょうか。
一応車はすべて直してもらったのですが、縁起が良くないので来年当た
りに売ろうと思うのですが、査定とかにも響くのでしょうか。
なんか2年連続でついていないし、今回のでは慰謝料が出ないのであれば
ヤラレ損のような気がします。
どうかいいアイデアやご存知のことがありましたら教えてください。
よろしくお願いします。
●担当医所見● なかじー 先生
まず相談者様は、前回の事故と今回の事故を同じものとして今回も同じ
だけの賠償金をもらおうとお考えのようですが、その考えはやめるべき
です。
前回の事故で半年も引っ張れたのは、最初に行った外科(もしくは整形
外科)の診断が、全治1ヶ月程度以上だったからだと推察します。
保険会社では、通常一発目の診断書をもとに、おおよその金額を予定し
ます。(業界用語ではアウトスタンディングと言います)
今回は、一発目の診断が全治2週間ですから、柔道整復師のところで引っ
張れるのは、2、3ヶ月でしょう。
ですので、単純に考えても前回の半分以下程度と妥協するのが良いと思
います。
また、人身事故の場合に賠償金は、慰謝料、休業損害、医療費の3つから
なりますが、この総額が120万円以内に収まるなら、割とスムースに支払
われることが多いです。
対人賠償の120万円は自賠責から賄われるため、保険会社の懐が痛まない
のです。
以上のことから相談者様の取るべき賢い方法は、休業補償についてはあ
る程度妥協して、とりあえず柔道整復師に通いまくることです。
保険会社から連絡があっても「まだ痛い」と言い続け3ヶ月引っ張ります。
自賠責基準では慰謝料は1日4,200円で、総治療期間と通院日数の2倍を比
べて少ない方の日数分支給されます。
3ヶ月で約30万円強、それと休業損害は長くても4週間以内、10万円強、
これくらいが相場ではないでしょうか。
勿論、他に弁護士介在させたり(ただし100万円程度の額で受任するまと
もな弁護士はいないと思いますが)、自賠責の被害者請求をする等の方
法もありますが、余計な金と手間がかかり面倒なので、上記の自賠責範
囲内でさくさく終わらせることをおすすめします。
●担当医所見● ぶりんだ 先生
>一応車はすべて直してもらったのですが、縁起が良くないので来年当た
>りに売ろうと思うのですが、査定とかにも響くのでしょうか。
修復まで行ってたら響きます。
まず査定してもらう時に記入するチェックシートに軽微でも事故、修理
等があったかどうか確認する項目があります。
そこにチェックが入ると具体的にどのような事故だったか、修理だった
か、詳しく聞かれます。
その話に基づき、修理箇所を調査します。
勿論短時間での査定ですのでチェックしなければ(虚偽の申告)、その
場はスルーされます。
しかし、車の引き取りが終われば詳細にチェックされるので、どのみち
バレて差額を要求されるでしょう。
ちなみにぶりんだも数年前、新車を購入した3ヶ月後にタクシーにおかま
を掘られました。
10:0だったので、タクシー会社相手には珍しくディーラーで修理しても
らえましたし(修理後の保証期間もあった)、同等車の代車も出してく
れて安心していました。
しかし5年乗った後、査定に出したら、追突された時に骨格を破損、修復
されている「修復車(いわゆる事故車)」となっていたのでした。
念のためA、B、C社に見積もりを取ってもらい、最後のB社には事故のこ
とを黙ってみました。
そうすると見過ごされて、
A社 100万円
B社 150万円
C社 70万円
という査定額になり、後でB社に申告すると100万円になりました。
その時の営業(査定)マンの話では「ディーラー修理なので丁寧に修理
されているが、修理した時点で事故車(修復車)扱いとなり売却時査定
が下がるのははっきりしていたはず」とのことでした。
なので、修復まで行ってるかどうか修理工場に聞いてみてはいかがでし
ょうか。
修復まで行ってないのであれば、査定には響かないとのことでしたよ。
JAAIのこちらのページが査定に関して詳しいです。
http://www.jaai.com/hyoukazon/index.htm
ちなみにぶりんだの一件は、事故後5年乗ってることを理由に、修復差額
の分について今更相手に請求するのは難しいとのことでした。
●担当医所見● Kazuna 先生
>一応車はすべて直してもらったのですが、縁起が良くないので来年当た
>りに売ろうと思うのですが、査定とかにも響くのでしょうか。
http://www.cablenet.ne.jp/~uc-asst/mokuji/kisotisiki/kisotisiki26.html
特にフレーム修正等の履歴は、隠しても修正機で引っ張った痕跡がフレ
ームの決められた部位(ジャッキアップポイント付近)に必ず残ります。
そして、修正が正しくないと高速道路での直進性が悪くなったり、タイ
ヤの偏磨耗が見られたりと、運転していておかしな部分が多々発生しが
ちです。
ですので、単に「修理」と言っても、程度によって修復歴となるか、履
歴に残らないかは、走行に影響する部位までのダメージだったかによっ
て分かれます。
こちらの図が分かりやすいです。
http://www.sankyo.gr.jp/used_car/repair/
バンパーのみの交換やドアの凹み等は、修復歴にはなりません。
それ以上に損壊した状態ですと、大抵は修復歴車として扱われます。
原則、水没車は動いても全損扱いで値が付かない点も覚えておきましょ
う。
http://www.jaai.com/crossroad/
【余談】
フレーム交換という言葉が出て来ますが、これも当然修復歴です。
この方法での修復は、同型車の生産終了後は使えません。
理由は、流れている生産ラインからフレームだけを引き抜いて来るから
です。
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