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  update: 2008年11月21日
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    案件名                                           2007/08/02 配信
    −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
    コピー機のリース契約を踏み倒せるのか
    −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
    患者名   ハンドルなし      担当医   mica  先生
    −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

    ●患者問診より●

    いつも配信楽しみにしております。
    今回はクリニックの先生方にアドバイスをいただきたく、メールしまし
    た。

    私は以前、コンピュータの会社を経営していました。
    その会社で平成10年9月に、あるリース会社とコピー機のリースを契約し
    て使用し始めました。

    この当時、私はこの契約の存在を知りませんでした。
    後に分かったことですが、この時にコピー機のリース契約をしたのは私
    でなく社員で、私の外出中に独断でリース会社と契約し、契約者は法人、
    連帯保証人は私の名前にしたそうでした。

    私は後にその社員から「コピー機のリースを頼んでおきました」と報告
    を受けただけでした。
    なので、連帯保証人としてサインをした覚えはありませんし、契約書そ
    のものの存在も知りませんでした。

    それから3、4年後、私は体調が悪くなって入院することとなり、唐突に
    会社をたたむこととなりました。

    この時、会計を任せていた会計事務所と相談した結果、この法人は準備
    室のままで法務局に業務開始届を出しておらず、業務立ち上げの準備が
    途中で立ちゆかなくなり、負債と利益を相殺して個人の確定申告で清算
    して閉める、ということにしました。

    この時の会社機材や、このリースコピー機も合わせて廃品回収業者にて
    廃棄しました。
    このリース代金はおおよそ半分の期間を納め、会社がなくなってからは、
    その後、一切のリース料金を払っていません。

    そして私は病床生活のため、地方で数年間、静養することとなりました。

    それから数年が経ち、体調も回復してきたので仕事に復帰するべく都内
    へ戻り、仕事を始めたのですが、その矢先にリース会社の関係者として
    全く知らないクレジット会社から突然に私の携帯へ電話が掛かってきま
    した。

    「以前、弊社△△社のコピー機の契約をした○○社さんですよね。弊社
    は合併したことで前社からリースの請求権を譲渡しました。代表の□□
    さんは連帯保証人になっていますので、滞納しているリース代金を支払っ
    てください」とのことでした。

    私は連帯保証人として契約した覚えはありませんし、契約書そのものも
    知りませんでした。
    狐につままれたような気分だったので「知りません」と言って電話を切
    りました。

    この電話を受けたのは平成17年9月頃でした。
     そしてすぐ、仕事の関係で引っ越しをし、しばらく何事もなかったので
    すが、昨年の夏頃、また同じ業者の者から住民票を調べたのか、リース
    代金と遅延損害金の請求書が送られてきました。
    元金約15万円と遅延金約11万円の合わせて約26万円もの請求でした。

    あまりにもふざけた請求だとしばらく無視していると、今度はその会社
    から電話が掛かってきて「連帯保証人だから支払う義務があります」と
    言われました。
    「証拠があるなら見せてみろ」と言うと、契約書のコピーが送られてき
    て、この時初めて私は契約書の存在を知りました。

    この契約書は社員が勝手に書いたもので、私の苗字が正しくは旧漢字で
    あるにもかかわらず、間違えて略字漢字で書かれていました。

    私は契約した覚えがないと突っぱねましたが、しつこく電話が掛かって
    くるので着信拒否にしました。
    しかし、その後も何度か請求書は送られてきました。

    そして今年に入ってすぐ、また引っ越しをしたのでしばらく何もなかっ
    たのですが、今度は前住所宛に「訴訟提起予告通知書」となるものが送
    られ、こちらへ転送されてきました。
    内容は「支払わないと訴訟を行う」というものでした。

    特に気にすることもなく無視を続けていると、今朝、担当者が住民票を
    持って自宅にまでやってきました。
    私は相手会社の者とは一切面識もないので「そんな人は知らない。ここ
    にはいない」と追い返しました。

    まさか担当者が自宅までやってくるとは思いませんでした。
    面倒なので別の場所へ住民票を移そうかとも考えています。

    確か「リース契約の時効は商法で5年と定められている」と聞いたことが
    あります。
    であれば、このリース契約に基づく契約金や遅延損害金はすでに消滅し
    ていることになると思うのですが、どうなのでしょうか。

    また、所有権の取得時効は10年と聞きます。
    もうしばらく逃げた方が良いのでしょうか。

    この後、引き続き無視していればこの書面に予告した通り、訴訟になる
    かも知れません。良きアドバイスをお願い致します。



    ●担当医所見●     mica  先生

    >私は後にその社員から「コピー機のリースを頼んでおきました」と報告
    >を受けただけでした。
    >なので、連帯保証人としてサインをした覚えはありませんし、契約書そ
    >のものの存在も知りませんでした。

    代取がそれではキツいです。
    契約者名が法人ということなら、社印を使ってその他必要書類も揃えて
    いるということですし、連帯保証人の印もあるわけでしょう。
    ましてやコピー機という経費で落ちる大きなリース商品です。
    契約を黙認しているわけですし、勝手に処分した後「全く知らない」と
    いうのは厳しいのではないでしょうか。


    >私の苗字が正しくは旧漢字であるにもかかわらず、間違えて略字漢字で
    >書かれていました。

    「廣田→広田」「澤田→沢田」等と記載するのはよくあることですし、
    この部分をもって無効を主張してもあまり意味がありません。
    社印を捺印しているのであれば立派な契約書です。

    また、従業員に全ての非があるとお考えのようですが、民法で使用者責
    任というのが定められてますので、代取には監督義務があります。
    ですので「従業員が勝手にやった」という言い訳は、あまり相手に伝え
    ない方がよいかと思われます。


    >確か「リース契約の時効は商法で5年と定められている」と聞いたこと
    >があります。

    契約から5年ではなく、最後の請求から5年です。
    今現に請求されてるわけなので、時効にはなりません。
    また居場所がバレていますので、逃げても請求は来続けると思いますし、
    訴訟になる可能性も高いでしょう。

    そこまで行く前に元金だけ分割で支払うように交渉するとか、何とか前
    向きに解決した方が良いと思うのですが、いかがでしょうか。



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