案件名 2008/05/21 配信
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血液検査の時だけクレアチニン値を上昇させたい
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患者名 匿名希望 担当医 ブライアン 先生
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●患者問診より●
【現在の具体的な状況】
筋肉運動のエネルギー源となるアミノ酸「クレアチン」が代謝されると
「クレアチニン」という老廃物が出来ます。
これは腎臓の糸球体でろ過されますが、尿細管ではほとんど再吸収され
ず、尿中排泄されます。
【抱えてる問題/困っている事】
さて私は、このクレアチニンの値を血液検査の時だけ上昇させたいと思
っております。
【何を聞きたいのか】
クレアチンパウダー等のサプリメントを使用して、クレアチニン値を一
時的に3mg/dl程度に上昇させることは可能でしょうか。
クレアチンパウダー等をお湯に溶かして放置するとクレアチニンに変化
するそうですが、それを胃から吸収させることは出来ないでしょうか。
よろしくお願いします。
●担当医所見● ブライアン 先生
結論から言えば、リスクなく実現させるのは難しいです。
クレアチニンのバイオアベイラビリティ(全身循環に到達する割合)は
著しく悪いので、血中の値を出すにはクレアチニンを直接静脈注射、も
しくは点滴投与すると確実だと思います。
健康人のクレアチニンクリアランスを120mL/min、200mg投与した時のAUC
(薬物血中濃度−時間曲線下面積)を2.0mg・min/mLとした場合、計算上
では点滴静注速度を180mg/hr程度で行えば、3mg/dlに近づけると思いま
す。
しかし前例を聞いたことがなく、老廃物を直接全身に入れることになる
ので、尿毒症や心臓麻痺等を起こす恐れがあります。
3mg/dl程度に上昇させるとなると、腎臓の能力は約30%程度に落ち込み、
高度の腎不全扱いになるレベルですので、非常に危険です。
腎不全によって老廃物が体内に残ると同じく、尿毒症で死に至るケース
もあります。
慢性化してしまうと移植や透析生活が待ってますので、実行は極力避け
た方がよろしいかと思います。
クレアチニン値を高めたい場合、腎排泄機能を低下させればOKです。
カリウムや高タンパクなもの、低糖で塩分の高いものを十分に摂取した
り、完全な脱水状態になることで、腎排泄機能は低下します。
クレアチニン値は、主に腎機能、対表面積、筋肉量、尿中排泄クレアチ
ニン濃度で左右されます。
腎機能を30%まで低下させることをする方法については、個体差があり
ますので具体的な量等は申し上げることが出来ませんが、腎臓能力が低
下(50%以下)した体であれば、水に溶かして放置したクレアチンパウ
ダーを大量に経口摂取するだけでも、クレアチニン値を上昇させること
は出来ます。
※実行は厳禁です。
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