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  since : 1996年07月
  update: 2008年11月20日
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スピード違反(ネズミ取り)から逃れる方法 実践編
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普段から車通勤している私は、その日ちょっと用事があり、いつもとは
違う道に、車を走らせておりました。時間は夜の7時頃で、夕日が沈み、
かなり暗くなった時間です。暗さの度合いは、屋外で新聞が読めないく
らいの暗さです。その日は確か快晴だったと思います。

私は、普段から結構スピードを出すので、いつもネズミ取りしている場
所をチェックしたり、カーレーダーをつけたりして、警察の情報には敏
感です。そのせいか免許証はなぜか満点で、ゴールドカードです。

私の経験から言って、夜はネズミ取りは基本的にしない事、片側2車線
の道はネズミ取りがやりにくいこと、連休直前はネズミ取りが少ないこ
と(交通課員の配置の関係上)、などを考え、絶対にネズミ取りはしてい
ないと確信して、スピードを出しておりました。

道は、片側2車線、中央分離帯ありの50km制限の県道です。交通量は少な
い道です。
直線の道を、110kmくらいのスピードで走っておりました。前にも後ろに
も車は1台も走っていませんでした。

すると、はるか前方で赤い光が動いているのが見えましたので、てっき
り検問と思って、止まったら・・・
「スピード出し過ぎですねー。こっちに車を止めてください。」

言われるがままに車を止めて、バスの中に入ったら、先客が大勢居まし
た。免許証を渡すと、若い警察官は事務的にキップを書き始めました。
スピードを計測する機械から出てくるコンビニのレシートみたいな紙に
速度97kmと印字されていました。

確実に免停です。
思わず、その紙を飲み込んでしまいたい衝動を抑えながら、何とかこの
場を乗り切れないか考えました。「勤務先は?住所は?」などと、お決
まりの事を聞いてきます。私はキップを切る警察官の前で「こんなにス
ピード出してたかな、おかしいな。高速道路じゃあるまいし、こんなス
ピード出してたかなぁ。」と、聞こえるようにブツブツ独り言のように
つぶやき続けます。10分弱で、キップと速度記録紙確認書(だったと思
います。)の記入が終わり、いよいよ私が、署名と、右手の人差し指で
押印するときがやってきました。

署名押印を求められた私は、

私  「あのー、キップに押印しないと、私は即、逮捕なんですか?」
警察「はっ?あんた何言ってんの?」
私  「いやー、さっきから考えてたんですけど、どう考えても97キロな
      んてスピード出すわけないと思いまして。自分で納得できないの
      に押印するのはおかしいなーって。」

すると警察官は、速度計測機の事を細かく話しはじめした。道路に対す
る角度や、測定誤差は僅かだとか、速度の誤差が無いように月に1度検査
してるとか。


私  「僕は、速度計測機の事を言っているのではなくて、自分自身に納
      得がいかないんですよ。」
警察「あんたねー。そんなこと言ってないで、ちゃんと押印してもらわ
      ないと困るよ。いっぱい待ってる人いるんだし。」
私  「んでも、僕は普段から安全運転ですし、その証拠に免許証見ても
      らえばわかりますけどゴールドカードですよ。それに点数だって
      満点だし。高速じゃあるまいしこんなスピード出すかなって思い
      まして。自分に納得いかないのに押印は出来ないなーって。」

若い警察官は、上司に相談に行きます。
そして、上司とタッチ交代です。


警察「なんで、押印しないんだ?」
私  「自分に納得がいかないのに押印は出来ないなーと思って。だから
      一晩よく考えて自分で納得して上で押印したいと思います。別に
      押印を拒否しているんではなくて、保留したいと思います。」
警察「保留?いったい何キロで走ってたか言ってみろ?自分で運転して
      たからわかるだろー。」
私  「実はちょっと考え事してまして。それに常にメーター見ながら走
      ってたら、危ないですし。」
警察「じゃ、この速度記録紙が何キロなら納得して押印するんだ?」
私  「はっきりとは言えませんが、65kmくらいなら考え事してたので、
      もしかしたら出したかもって思います。」
警察「んー。」

困っているみたいです。
ネズミ取りは終わったらしく、バスの中は、僕しかいません。


警察「じゃ、キップの押印はいいから速度記録紙確認書に名前書いて。」
私  「すいませんが、これも署名押印できませんよ。この紙に『上記の
      速度記録紙を確認しました』って書いてあるじゃないですか。僕
      はこの速度で走ってたって納得してませんから押印できません。」
警察「これにあんたの押印をもらわないと、あんたがここに存在してい
      た証拠が無くなる。これは絶対に押してもらわないと困る。」
私  「でも、この文面では押せません。文面を変えさせてもらっていい
      ですか?それなら押します。」
警察「どう変えるんだ?」
私「『上記の速度記録紙を見ました』なら、実際、僕は今見てますし、
     押印します。」
警察「それじゃ、君の言うとおり、訂正して、署名押印しろ。」
私  「それじゃ帰ります。今晩一晩よく考えて、自分に納得したら、明
      日にでも警察署に出頭します。どこの誰を訪ねればいいですか?」
警察「いや。こっちから連絡するから、それまで待っているように。」
私  「僕が不在なら留守電に入れておいてくださいね。」


それから、2ヶ月、連絡はありません。
先日、免許証センターで、点数の確認をしましたところ、満点のままで
した。その紙には『あなたの点数を証明いたします。(但し7日以内の違
反歴は入っていない場合があります。)』と書いてありました。

やっぱり、警察官もめんどくさい事はしたくないみたいですね。



2000/07/20 配信


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