一時停止違反等の小さな違反を取り締まろうと待っている警察官は、た
いていひとりで立っているものです。師走のこの時期、人員の足らない
地域では、ほとんどが単独で取締りを行なっています。
違反をしても証拠が残らないものは、粘れば確実に逃れられます。
先日、小さな路地を走っている時に一時停止線で停まり忘れて、角から
出たところで、警察官に停められました。
「はい、左寄ってー。」と言われ、言われた通り左に寄りました。そこ
で、わざと不思議そうに「なんですか。」と聞くと「一時停止線、見え
なかったか。」と言われたので「勿論見えていましたよ。」と当然な顔
をして答えました。
「見えてたのに停まらないんじゃ、なおさらダメじゃないか。悪質な違
反だぞ。」と警察官。そこで、私は「ええ、だから停まりましたよ。」
と返しました。
「停まったには停まったけれど、線からだいぶ飛び出していたぞ。あれ
じゃ、人を轢いてもおかしくない危ない運転だよ。」と。
「いえ・・ですから、線の手前で停まったじゃないですか。ちゃんと見
てましたか。」と、話は堂々巡り。
警察官が「それじゃ、さっきの場所に車を戻してみなさい。」と言うの
で「そんなこといわれても・・・さっきの場所って・・・1cmも違わずに
ココだってところに停めるってのは無理だし。僕が線の手前に止めれば
あなたはソコじゃないって言うでしょ。停まらなかったという証拠でも
見せてもらえば、罰金も払いますしサインもしますよ。でも、私は停ま
った、あなたは停まってない、これでは、実際はどっちだったかはわか
らないでしょ。見ていた人でもいればなぁ・・・。」と困ったように演
技しました。
結局、その間も違反車は、バンバンと私たちの後ろを通り抜けていきま
す。警察官もしまいには「とにかく、今度からは気をつけるように。」
と悔し紛れに捨て台詞をはいて、他の違反車を停めていました。
2004/12/09 配信
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